今回の人森一森はプログラミング学習!!

はーじーめーのーいーっぽっ!!

こんにちは、ヤマガタです。
2018年2月16日金曜日、北海道森町にある濁川小学校にて、Code for Japanさんのイベント協賛プログラムを利用した「第二回人森一森 プログラミング教室」を、Code for Moriプロジェクトとして開催しました。(人森一森=じんしんいっしん)

人森一森は本来、非常にゆるく、みんなでお話聞いた後にあそんじゃおうぜーってという企画。
なので、本当はプログラミング教室をやった後に、もっと大々的に広報して、いろんな人の参加を呼びかけて遊びたかったのですが、初めてやってわかるプログラミング教室のプログラムづくりの大変さ(特に今回は、興味のある子達を対象に、ということではなく、全校生徒に、という考えだった事と、森町組が全くの素人だったことも重なって。)。

このため、準備時間が足りず、本来やろうとしていた「みんなでワイワイ」が一部できなくなってしまいましたが、一般非公開で開催した「プログラミング教室」の模様をまとめたいと思います。
   
   

どんな場所なの?濁川。

当日の様子

会場となった濁川小学校は、森町の中心部から15Km程度に位置する温泉地にある小学校で、全校生徒が12人の小さな学校です。

ちょっと幼少期を思い出すと、僕が卒業した小学校はもう少し中心部に近い-中心部から3km圏内-にありました。しかし、中心部でなにかのイベントが開催されても、小学生にはなかなか行くことができない、特に冬はきつい距離です。それが、濁川地区になるともっと大変なのは目に見えます。

僕は、『今のこの時代「インターネットが普及したネットワーク時代」では、物理的な距離なんて関係ないですよね』と言い回っており、一般的な生活の基盤については、インターネットを利用すれば日本・世界どことでも繋がり利用できます。しかし、森町のような、公共交通機関が少ない地方での、いわゆる交通弱者と言われる、子供やお年寄りは、いくらネットがあっても自分の力だけでどうしようもできないことも多い。

こういった場合どうするべきか。僕が考えた解決へのアプローチは、基本的な部分についてはICTを駆使し、効率化することで、人的リソースを確保し、上記の地域に「直接出向く」。

今回はこんな思いもあり、普段なかなか体験することができないであろう「プログラミング学習体験」を、森町教育委員会・濁川小学校の協力の元、開催してきました。
   
   

イベント内容

今回の講師は、藤井靖史さん、やまざきはるきさん、若狭正生さんの3人。
イベントは大きく2部構成で開催しました。
1部は、藤井さんによる「あたらしいおかねのはなし」
2部では、1-3年生はやまざきさんによる「Strawbeesワークショップ」、4-6年生は若狭さんによる「micro:bitワークショップ」
   
   
あたらしいおかねのはなし

お札や硬貨を片手に、質問。「これはなんでしょう?」

藤井さんが、お札や硬貨を全生徒に見せ、「これなんだと思う?」という質問を投げかけると、子供達はみんな「一万円!!!!」「お金!!!」「お札!!!!!」と答えます。しかし、それらは答えじゃないと藤井さん。

「これはただの紙です」「みんなが、これは【お金】というルールを決めたからお金になった」「昔はこういうルールを自由に作れなかったけど、今の時代は作れるようになってきた」「みんなは、お金だけじゃなく【作れる】という面白い時代にいるんだよ!」といった、「お金」を起点としながらも、「モノ」の価値とそれを「創る」重要性について、おはなしをしてもらいました。
最初はキョトンとしていた子供達も、最後の方にはいろんな意見を出し合って行きました。
   
   
Strawbeesワークショップ

よし、とりあえず「おっきいもの」作ってみようか

第二部にうつり、1年生から3年生の8人には、やまざきさんがStrawbeesを使ってみんなと遊びます。
Strawbeesはよくあるストローを繋げ合わせることができる「コネクター」で、2本繋げ・3本繋げ・5本繋げといった種類があります。

やまざきさんが「おっきいだけじゃなく、自立しなきゃだめだよー」と言うのですが、子供達が一生懸命大きく作ったものはなかなか自立しない。このStrawbees、実際にやって見るとわかるのですが、絶妙に難しい。
自立させるためには「どんな形にしなければならないのか」「どう繋げるのが良いのか」といった事を考えなければならず、これがプログラミング思考につながっていきます。
   
   
micro:bitワークショップ

これ、みんなも触ってる「スマホと同じ仕組みだよ」

そして、4年生から6年生の4人は、若狭さんがmicro:bitを利用したプログラミング方法をレクチャーし、実際のプログラミング経験をしてもらいました。
とはいっても、「難しいコードを書く」と言うものではなく、画面上で「レゴブロックで遊ぶ=ブロックをくっつける」ような仕組みを使い、プログラミングをして行きます。ここは先ほどのStrawbeesと似ているところですね。

Strawbeesは物理的なものでしたが、micro:bitでは、画面上のブロックを組み立て、それを書き込む事でさまざまな挙動をします。
流れとして、まず基本的な考え方を伝え、基本ブロックを一緒に作成、その後、「じゃあここを自分の好きなように変更してみよう!」を繰り返して行きます。
そうすると子供達は個々に考えはじめ、試し、できない時には悩みます。最終的に悩み抜いた末に完成すると、「できたー」と歓喜の声をあげ始めます。そのプロセスを間近で見ていると、例えば子供達が「ここわからない!!」と聞いてきても、なぜか僕たちも「いきなり答えは教えない」というか、「ここはヒントで抑えておいた方がいいな」という考えをするようになっていくのが不思議でした。
   
  

まとめ

正直にいいますと、今回のイベントが大成功だったかどうかと言われると「わからない」です。
これから10年、20年後、濁川小学校の子供たちの「心の片隅」に今回の体験が残り続け、スーパークリエイターになっている可能性・クリエイターやプログラマーではなくとも、他業種でその思考が役立っている可能性・意味のない事だった可能性、様々な可能性があります。
でも、そんなの、今の時点ではわかりません。

運営するこちらが全くの素人だった-大人と違って、子供達はどんな動きをするか全くわからなかった(前述のとおり、興味のある子だけではないので。)・そもそもどんな組み立てをしたら良いのかすらわからなかった-という中でのイベント開催。
このため、講師陣のカリキュラムは自体にはひのうちどころが無くても、やはり振り返ると、運営上ここは失敗だったな、もっとこうした方が良かったなというところは多数あります。逆に、こんなところでこんな良い反応をするんだ!ということがわかったことも多くありました。

こう言うと、語弊が生んでしまうかもしれませんが、「これまでやったことがなかった事をやるという実験」ということでは、僕にとってはとても気付きが多く、とても良いイベントとなりました。

「次、またやりたい?」と自分に問いかけたら、「絶対やるべや」と言ってましたので、また開催したいと思います。
   
  

おまけ

ピザは正義でした。

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